うまくいくふた

--こちらはオレンジページと植松良枝コラボ企画商品です--

フライパンで焼いたものをひっくり返すときに、困ったことはありませんか？
「フライ返しでは、料理がくずれてしまいそう」「大きな皿やガラスぶたは、重くてつらい」。そんなときに真価を発揮するのが、この「うまくいくふた」です。どんなふうに使うかと申しますと、

ふたをしたら、フライパンごと、ひと息にくるっとひっくり返して、
ふたの上にのせ、
すべらせて、フライパンに戻したり、取り出したり。

この一連の作業にぴったりなふたなのです。スペインで見つけた、トルティージャ（スペイン風オムレツ）をひっくり返す専用のふたが原型になっています。

長年、スペインで購入したふたを愛用していたところ、仕事仲間や料理教室の生徒さんから「同じものが欲しい」という声をいただくように。現地から取り寄せたり、旅のついでにまとめ買いをしていましたが、あるとき、生産終了になってしまい、、。

以来、代わりになるふたをずっと探してきたけれど見つからない、とオレンジページさんに相談させていただいたことが始まりです。

「もしないなら、自分で作るしかないと思ってる。本当に便利で、大好きなふたなので」と、熱い思いを語らせていただきました。

今回、その思いを受け止めてくれたのは、ハウスウェアブランドの北陸アルミニウム。われわれが持ち込んだスペインのふたを見て「ひと目でわかります。このようなふたは、日本にはないです。作るなら、金型から作らなければなりません」と……。どこにでもありそうに見えて、やはりただのふたではなかったのでした。

北陸アルミニウムは、1930年に富山県にて創業以来、アルミ製の調理道具を製造・販売してきた会社。自社工場で一貫生産できる強みから、安心・安全・信頼のハウスウェアブランドとして長い実績を持っています。

そんな北陸アルミニウムからは「こんなに軽くて密閉性のないふたで、本当にいいのですか？」という懸念が出たことも。実績のあるメーカーさんにいわれて、不安になったこともありました……。でもやっぱり「煮込みには向かなくても、ひっくり返すのに適している、軽くて扱いやすいふたにしたい」という特徴だけはぶらさずに、話し合いを重ねていきました。

そして一年を経て完成した、この「うまくいくふた」。
どこにでもありそうでなかった、紙のように軽い完全オリジナルのふたです。